夫以外の選択肢

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ラブストーリー・ロマンス

夫以外の選択肢 スペシャル・エディション
原題 We Don't Live Here Anymore 
2004年 アメリカ・カナダ劇場未公開
上映時間 99分
監督 ジョン・カーラン
出演 ナオミ・ワッツ/マーク・ラファロ

お勧め度 ★2つ半

一言で言えば不倫の映画。それもなんか中途半端で、なんじゃいそりゃあって思っちゃった。ナオミ・ワッツが出ているからと思って借りたんだけど、あんたこういう結果になるのはわかるだろう、自業自得と思ってしまったので、感情移入は全くできず。

だいたいさ不倫ものって駄目なんだよ、美化しようとしても結局ずるいと思うからね。オープンマリッジを実践している夫婦なら文句ないけどね。たいていは片方不倫、片方は怒り狂うってパターンでしょう?

でもさ夫婦二組のカップルが家族同士の付き合いで、その一方が不倫中って、残されたほうは、一人は嫉妬に狂い、もう一方は実は妻の不倫は知っていて、そのほうが自分が浮気するのに都合がいいからと思っている。

で結局こんな関係は崩壊するわけよ。結局不倫は、パートナーに対する不満があるから、恋というおいしい部分だけを求めているだけのことだよね。たいていそうよ。そんなに嫌なら離婚しろよって思うのは私だけ?

ということで、三面記事並の面白さはあるけれど、大作には程遠い。ついでにここまで不倫をするならどろどろの方が面白いのに、あっけなく終わっちゃったので、不満が満載。

【Story】
専業主婦のエディスと夫のハンクは大学教授。その同僚ジャックと妻のテリーとは夫婦ぐるみのつきあいだ。ところがエディスとジャックは密かに不倫を続けていた。それを知ったテリーは、嫉妬に狂う。
Date : Wednesday 28th June 2006 08:29
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同じ月を見ている

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 日本映画

同じ月を見ている
原題 同じ月を見ている 
2005年 日本公開
上映時間 106分
監督 深作健太
出演 窪塚洋介/黒木メイサ

お勧め度 ★3つ

この映画は久保田利伸の曲が気に入って、ぜひ見てみようと思った作品。正直窪塚君はあまり好きではない。というのもなんだかどこまでいっても俺、窪塚っていうイメージで、その作品のカラーが生きてこない気がして。でもこの映画の窪塚君、あの事件で毒気が抜けたのか、結構いいじゃんって思った。

だけどこの話、ちゃんと作ったらとってもいい話なのに、なぜか中途半端で実にもったいない。どれもこれも無理やりつじつま合わせてくっつけた感じがして、欲求不満が残ってしまった。

でもエディソン・チャンが演じるドンちゃんがすばらしい人間性で、そのために泣けたといったらいいのだろうか。窪塚君主演というより、これはどうみてもドンちゃん主役だよなって思った。

最初は窪塚君がドンちゃん役を演じるはずだったらしいが、あのキャストで正解だと思った。ドンちゃんはエディソン・チャン、そして窪塚君は熊川という男でぴったりだとも思う。さらにこの映画のツボはなぜか山本太郎さんよ、あの人がいたから締まったのであって、これだけ俳優そろえたのに、いまいちな作品になったのは、やっぱり監督さんのせい?

ドンちゃんはとても心優しい、神様みたいな人間なんだ、放火の罪をかぶって刑務所にまで行くし、エミのことを大切に思っていても、決して自分の気持ちは押し付けない、いつも優しくそう月のように見守っている。かたや鉄矢はそんなドンちゃんにイライラするし嫉妬する。もっとずるくなれよって、自分の心のずるさや汚さを見せ付けられて、自分で自分をコントロールできなくなっている。それにしてもドンちゃんの純粋さには心打たれるのよね。涙ぼろぼろなのよ。でもこの映画の泣きどころと違うところで泣けるのは、やっぱり脚本が…。

二人がいい意味で対比として描かれているんだけど、ラストがいただけない。なんか早く話しをまとめなくてはって感じの展開で、そりゃあないだろうってことが満載になってしまった。

ネタバレ→(ドンちゃんが最後は死んでしまうんだけど、放火犯の子供のために心臓移植のドナーになってしまう。それもドンちゃん本人の意思も家族の意思も聞かぬままというか、確認もとれないのに、そんなんで移植できんのかよとつっこみたくなった。さらに窪塚演じる鉄矢は、ドンちゃんがかばってはくれたけれど、本当の意味でエミの家が火事になってしまったのは、鉄矢のつけた火のせいであるのに、なぜにエミはその事実を知ってもなお、鉄矢に寄り添っているのか?許せるのか?さらによく考えると、エミが大切な絵が家の中にあるから取りに行くなどと我侭をいわなければ、父は炎の中家の中に戻り、結局死んでしまうという結果などにはならなかったわけで、エミは火をつけたものを憎んでいるが、実際に父の焼死の原因を作った一部は自分の言動にあるということを、お前は忘れていないか?またドンちゃんの脱走の理由が、結婚するエミと鉄矢のために、絵を届けるって、もうすぐ釈放されるときに、そんなどうでもいい理由で脱走するっていう真理がわかんない。)というような、おや?と思う場面が多々あるのがとっても気になる作品だった。

それでもエディソン・チャンは男前だし、ドンちゃんの心の美しさと、久保田の歌がとってもよかったので、ポイントは上がる。いえね、私はこの映画決して嫌いじゃないのよ。どっちかというと好きなのに、もったいないと思う部分が多すぎて、そういう意味で悔しいのだ。

【Story】
恋人であるエミの心臓病を自らの手で治したいと医者になった鉄矢。ある日エミと鉄矢の幼なじみのドンが、刑務所を脱走したという知らせが届く。ドンはエミの父の命を奪った山火事の犯人として服役していた。ドンの脱走の知らせに、鉄矢は激しく動揺するのだった。
Date : Tuesday 27th June 2006 12:57
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ドクター・ドリトル

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > コメディ

ドクター・ドリトル
原題 DR. DOLITTLE
1998年 アメリカ公開
上映時間 84分
監督 ベティ・トーマス
出演 エディ・マーフィ/オシー・デイビス

お勧め度 ★3つ

動物がかわいいのよね。それこそぞろぞろといろんな動物が登場しちゃうわけ。医師のドリトルは子供の頃動物の言葉がわかるという能力があったのだけど、大人になるにつれてそういった能力はなくなっていった。にもかかわらずひょんなことで、その能力が復活してしまうのだ。そのため動物が先生を頼って列をなしてやってくるんだよね。動物の悩み事相談のように頼られてしまうというのか。

表情や泣き声でしか我々は動物の気持ちを推測するしかないじゃない?でも会話として聞こえるってすごいよね。さらに動物の本心は人間さまが思っているのと全然違う気持ちだったりするんだよね。

動物の気持ちがわかってしまうのはよしとしても、動物もドリトル先生の言葉がわかって双方ともにコミュニケーションが取れるのよ。でもドリトル先生は人間さまのための医者であって、獣医ではないところがみそ。それなのに自殺願望のトラにわけを聴いて、その原因がどうも頭になにかあると判断したドリトル先生、トラの頭の手術をしたり、そんなことできんのか?というつっこみをすると、この話は成り立たなくなってしまうのだった。でもさ獣医と医師は別物だよね?医師と歯科医師が別物のように。

原作のドリトル先生ってどんな話なんだろうか?ちっとも記憶にないから、私は子供の頃に読んだことがないのだと思う。ネットでちらっと検索をかけると、原作のドリトル先生の話は、黒人の人種問題にひっかかったりしているみたいだ。でもこの映画はエディ・マーフィーは黒人で、特に差別的なことは表現されていないので、原作とは話の内容も違うのだろう。

子供向けといえばそうだけど、動物が結構無礼な態度というか、言葉遣いも悪く、おらおら調なしゃべり方なので、純粋に子供向けというには、どうなのかなとも思うが、堅苦しさは感じない話ではあった。

【Story】
医師のドリトルは、幼い頃動物と会話をする能力を持っていた。しかし大人になるにつれてその能力は失っていったのだが、ある日のこと、車で接触した野良犬の怒鳴り声を聞いてしまい、それがきっかけで幼い頃持っていた能力を取り戻すことになる。やがてドリトルの下には、悩みを持つ動物たちが訪れ始める。
Date : Monday 26th June 2006 00:05
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大停電の夜に

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 日本映画

大停電の夜に スペシャル・エディション
原題 UNTIL THE LIGHTS COME BACK
2005年 日本公開
上映時間 132分
監督 源孝志
出演 豊川悦司/田口トモロヲ

お勧め度 ★4つ

『ラブアクチュアリー』の日本バージョンみたいな話。大停電が東京に起きて、その停電の間におこる6つの話。それぞれが微妙にシンクロしているといったらいいのかな。

なんていうのか全体にほのぼのとしたゆるい雰囲気のある話なのかな。一つ一つはたいした話ではない。というか本人たちにとったらとっても重要なひとこまなんだろうけれど、大げさなことではなく、誰もが経験するであろう日常の断片というのだろうか。

映像は綺麗なんだよ。停電という設定であるから、明かりが必要じゃない?キャンドルの灯りって、あったかくて柔らかで、なんかとても心地よいんだ。思わず自分の部屋もキャンドルでともしたいと思ってしまったくらい。大好きな人と、肩をよせてキャンドルの光の中、この映画を見るというイメージがわいてくるような一本なというのかな。

エピソードとしては、不倫に相手との別れとか、エレベーターに閉じ込められたり、妻の過去を打ち明けられ、心かき乱されるとか、昔の恋人に会うとか、そんな小さな出来事なんだよね。

派手な演出はないけれど、最後は幸せを味わうような形での終息。どれかのひとつを自分に当てはめて見るといいと思うよ。とはいうものの、超感動したっていうほどのものではない、つまり起承転結の波が緩やか過ぎて、盛り上がりに欠けるって印象になりがち。

【Story】
クリスマス・イブの夜、東京は一瞬にして真っ暗になる。バーマスター・キャンドル・ショップのオーナー・不倫中のサラリーマン・ベルボーイの中国人・元やくざと昔の彼女などなど、その夜12人の男女の物語があった。
Date : Sunday 25th June 2006 08:35
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フライ,ダディ,フライ

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 日本映画

フライ,ダディ,フライ
原題 フライ,ダディ,フライ 
2005年 日本公開
上映時間 92分
監督 成島出
出演 岡田准一/堤真一

お勧め度 ★3つ半

ストーリーとしてはありえないだろうという話なんだな。だって単なるおやじである鈴木さんが、高校生のスンチンの特訓により、娘を殴った石原という男を倒しに行くというもの。いくら娘のためとはいえ、会社も休み高校生に喧嘩のやり方を教えてもらうって、実際にはありえないよね。

それでも堤さん演じる鈴木さん、笑えるんだよね。どこにでもいる中年親父を演じているんだけど、つんつるてんのジャージを着て、ランニングからつま先立ちでの階段昇降とか、そりゃあ40代の体には堪えるだろうというハードな特訓を受けるんだよ。そんなオヤジをよく演じていたと思う。

相手を倒すというより、相手と向かい合い、恐怖に立ち向かうという勇気みたいなのがテーマなのかなぁと思ったんだけど、なかなか人間って守りに入るから難しかったりするよね。

それと石原ってやつは最低だよ。だってボクシングチャンピオンというか、いくら高校生とは言え、ボクシングやる人がそのパンチを試合以外で使ったら、犯罪なんでしょう?そのパンチは凶器に匹敵するわけで、それなのに父親が偉い人だからといって、隠蔽してやり放題ってどうよと思っちゃうわけよ。だって女の子をいきなり、何発もぐーのパンチで殴るんだよ。警察逮捕しろよって思ったよ。

ラストは→鈴木さんが石原を倒しておしまい。娘と父との交流も復活して、めでたしめでたしよ。お決まりだけどさわやかに終了。

堤さんも岡田君も大好きなので、ファンには必見。

【Story】
鈴木一は平凡なサラリーマン。ある日のこと愛娘が高校生の石原に殴られ入院してしまう。娘はこの事件ですっかり心を閉ざしてしまった。復讐を誓う鈴木は、ひょんなことからスンシンと彼の友人らと出会う。スンシンらは鈴木の復讐に手を貸すため、翌日から猛特訓が始まるのだった。
Date : Saturday 24th June 2006 07:57
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まだまだあぶない刑事

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 日本映画

まだまだあぶない刑事 デラックス
原題 まだまだあぶない刑事
2005年 日本公開
上映時間 108分
監督 鳥井邦男
出演 舘ひろし/柴田恭平

お勧め度 ★3つ

踊る大捜査線も好きだったけれど、このあぶ刑事シリーズも好きだったなぁ。テレビドラマで見ていたくちなので、ひさびさのあぶ刑事に、こりゃあ見ないとと思い借りてきた。

そういやぁ、みんな年とったよね。仲村トオル君好きなんだよね。彼も課長まで昇進したとは。タカもユウジも健在なんだけど、二人とも50歳代という設定になっているわけで、オヤジモードになっていた。今までは走れば足の早いユウジが、若者には追いぬかれたり、でもみんなそれぞれのキャラは健在なんだよね。

でもさこの話って、映画というよりテレビドラマとして見ていたのがとてもよかったわけで、映画単体として見ると、うーんって思っちゃうんだよね。2時間ドラマとして見ればいいんだけどさ。

いい意味でみんな年代を重ねたキャラになっていて、でも昔の味は大いに出しているので、あぶない刑事を好きだった世代には楽しめるかと思う。だけど三人以外の若者刑事はぱっとしないので、あくまで懐かしのあぶない刑事で終わってしまい、この先はもう無理なのかなぁという限界点に達していた気がする。

まあこのシリーズはストーリー云々というより、鷹山&大下のコミカルなコンビが面白いわけで、ごちゃごちゃ言う必要はないのかもなって思った。

【Story】
生存不明となっていたタカとユウジは、韓国で小型核兵器の闇取引をめぐる潜入捜査を行なっていた。そして2人は7年ぶりに横浜へと姿を現わす。ちょうどタカとユウジが7年前に逮捕した銀行強盗犯の尾藤が脱獄したと知らされる。
Date : Thursday 22nd June 2006 16:31
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チャーリーと14人のキッズ

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > コメディ

チャーリーと14人のキッズ コレクターズ・エディション
原題 DADDY DAY CARE
2003年 アメリカ公開
上映時間 92分
監督 スティーブ・カー
出演 エディ・マーフィ/スティーブ・ザーン

お勧め度 ★4つ

キッズドラマとしては楽しかったよ。エディがパパ役なんだけど、リストラされてしまって、奥さんが外で働く間子供の面倒を見なくてはならない。この街には保育園が少なく、自ら保育園を作ってしまおうという話。

最初は子供たちに振り回されているんだけど、だんだんとコツを覚え、子供たちをのびのび育てていくような保育園になっていくんだよね。ライバルの保育園は英才教育の園で、子供はあれじゃあ嫌だよなっていうような保育園。そんなライバル園に意地悪されたりするんだけど、そんなことには負けない

子供たちはそれぞれ個性的で、最初はうまくいかなかったものが、エディたちの保育園にかようことで、できるようになっていくんだよね。つまり字が読めるようになったり、ともだちができたり。大人も子供も成長していくドラマというのかな。

とてもほのぼのとしたファミリードラマなので、心地よい楽しさを味わえると思う。エディがよきパパぶりを発揮しているし、結構お勧めな一本だよ。

【Story】
広告会社に務めるチャーリーは仕事に失敗して、リストラにあってしまう。仕事はなかなかみつからず、仕方なく高額のエリート保育園から息子を退園させることにした。しかし代わりの保育園はなかなかみつからなかった。そんなある日、チャーリーは自宅で保育園を開くことを思いついた。
Date : Wednesday 21st June 2006 08:51
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がんばれベアーズ! ニュー・シーズン

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > コメディ

がんばれ!ベアーズ ニュー・シーズン スペシャル・コレクターズ・エディション
原題 BAD NEWS BEARS
2005年 アメリカ公開
上映時間 113分
監督 リチャード・リンクレイター
出演 ビリー・ボブ・ソーントン/グレッグ・キニア

お勧め度 ★3つ半

がんばれベアーズのリメイク版がこれ。オリジナルとほぼ一緒。オリジナルを見た記憶があるんだよね。リアルタイムではもちろん見てないんだけど、テレビでやったのを見たのか、レンタルビデオしたのかそのあたりが不明だけど。それに映画だけでなく、ドラマもなかったっけ?私の記憶違い?

なので結構面白い。オリジナルを知らない人も、楽しめるかと。飲んだくれなんだけど、元マリナーズの投手だったバターメーカーが少年野球の監督になるんだよね。だけどベアーズは異様に弱いチーム、このチームを率いて盛り上げていく話なんだ。ストーリーは単純だけど、野球は勝つことより楽しむ事が重要っていうメッセージもあり、さらに子供たちがみんな個性的でおかしいのよ。笑えるキャラが満載でさ。

ベアーズがだんだんと勝ち進んでいくとわくわくしちゃったりするんだけど、なんていうのかやっぱりオリジナルの方が面白かった印象があるのはなぜだろうか。話の筋がわかっているからなのか、その辺はわかんないんだけど。それでもスポ根キッズのドラマとしたらたいそううまいので、たいていの人は楽しめるかと思う。

【Story】
以前マリナーズのピッチャーであったバターメイカーだったが、いまでは害虫駆除の仕事をしながら飲んだくれている。ある日のこと、少年野球チームのコーチの依頼が舞い込む。やる気はないが小遣い稼ぎに引き受けたが、なんとベアーズは、ものすごい弱小チームだった。
Date : Tuesday 20th June 2006 09:24
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CUBE ZERO

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > オカルト・ホラー

CUBE ZERO
原題 CUBE ZERO
2004年 カナダ公開
上映時間 97分
監督 アーニー・バーバラッシュ
出演 ザカリー・ベネット/ステファニー・ムーア

お勧め度 ★3つ

前作の『CUBE』を見たときは、結構おもしろいじゃんと思ったんだよね、それの序章ということで、チャレンジしてみた。実は『CUBE 2』は見ていない。だって巷では2は面白くない、1でやめておけばよかったのにっていう意見が多くて、止めちゃったんだよね。でもこの『CUBE ZERO』を見て、2も挑戦してみようかとも思ったりもしたんだ。

それはさておき、この作品でいったいどういう人間がCUBEの中に入れられてしまうのかとか、どんな感じでCUBEは監視され操作されているのかっていうのはわかるんだけど、なんでこんなCUBEというものを作る必要があったのかがよくわかんないんだよね。CUBE誕生の経緯というのだろうか。そこらあたりが不満なんだけど。

CUBEという立方形の部屋に閉じ込められ、それにはあらゆる仕掛けがしてあって、一歩間違えると殺されちゃうというスリリングなゲームのような入れ物。つまり命をかけたゲームみたいなものだけど、それを監視する人間というのが今回は登場する。外でこのCUBEを操っている人間ね。

それも淡々と仕事としてこなしているんだよね。言われるがままに監視して、人が死んでゆくのを見ている。怖いよねぇ。何も感じなくなっていくのだろうか。いくら仕事とはいえ。

だけど主人公であるウィンはやっぱり疑問に思うんだよね、それで自らCUBEの中に入り、被験者であるレインズを助けようとする。CUBEの原理を知ってはいても、だからといってこの殺人キューブから脱出できるかはわからないわけだよね。

ラストはCUBE 1につながっているので、1を見ている人にはなるほどねぇとは思う終了の仕方なんだけど、レインズは最後どうなっていったのかよくわかんないし、一応これって、序章なんだけど完結編扱いなんだよね。2を見ればなぞが解明されるのかな?やっぱ駄作でも2を見てみようか。

ということで、CUBEを見ている人は、みてみると大まかな謎は解明される部分はあるので、見る価値はあるかも。だけどこれ単体で見ると、つまんないと思うよ。やっぱり1の面白さを経験してからの方がいいかもと思う。

【Story】
立方体の建物をモニタ越しに見ているウィンとドッドは、CUBEの管理と被験者の観察を行なうのが主な仕事であった。ウィンは、被験者の一人である若い女性レインズに特別な思いをいだいていた。
Date : Sunday 18th June 2006 19:17
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隣人13号

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 日本映画

隣人13号
原題 The Neighbor No.Thirteen
2004年 日本公開
上映時間 115分
監督 井上靖雄
出演 中村獅童/小栗旬

お勧め度 ★2つ

非常に後味の悪いものだった。
昔小学生の頃に受けたいじめに対する復讐ではじまる。本人はそのいじめのせいで二重人格になっており、普段は穏やかな十三として生きているが、突然暴力的な13号としての自分もあり、13号の時はそりゃあもう激しい殺人鬼となってしまうのだ。それによって昔いじめられた、赤井に復讐する。

なんていうのか暴力シーンがものすごくグロくて、オカルトのグロさとはまた違ったものがあるんだよね。壮絶な暴力というのだろうか。ちょっと見るに耐えられない。

ネタバレ→(最後は赤井の謝罪の言葉によって、13号の存在が消えてしまうのだけど。これはいじめによる苦痛から妄想によって存在していた13号なのかなぁとも思う。つまり今までの13号による殺人などは、十三の妄想で現実のものではなかったという解釈。いじめの時に、ただいじめられているだけでなく、自ら自分が赤井に対して怒りを示し、赤井から謝罪の言葉を貰ったことで、この13号の存在は表出することなく、消えることができた。

だって妄想であったという解釈であるならばまだ救われるのだけど、そうでないとなんともやりきれない。だって赤井の子供まで殺しちゃうんだよ13号は。子供を殺してカバンにつめるって。確かに赤井のいじめはひどい、本人は殺されてもしかたないと思われるが、子供はいかんよ、あれはちょっとやっちゃ駄目だろうっていう展開なので、私個人としては妄想であってほしいというのが希望かな。

ちょっとこのあたりは本当の所どうなのかわかんないんだけどね。あれが現実のものだったら、どうにも気分の悪い話になってしまうんだよね。
)

13号を中村獅童が演じているんだけど、あの壊れっぷりはすごい。もしもあんな人がいたら、容赦なく殺されると思える人格を演じていた。
なんせ痛いの嫌いという人や、ハードなバイオレンス系が苦手な人は見れないと思うな。

さすがの私も、映像的にはNGだった。

【Story】
村崎十三は小学生の頃、赤井トールから凄まじいイジメを受けていた。その復讐を果たすために故郷に戻ってきた。赤井と同じ職場に就き機会を伺っていたが、赤井は十三の存在を忘れていた。実は十三には全く別の人格で凶暴な13号が存在していた。その凶暴性は十三の力で自制することが出来なくなっていた。
Date : Saturday 17th June 2006 19:53
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