イン・ザ・プール

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 日本映画

イン・ザ・プール
原題 イン・ザ・プール
2005年 日本公開
上映時間 101分
監督 三木聡
出演 松尾スズキ/オダギリジョー

お勧め度 ★1つ

私にはあわない映画だった様子。コメディと構えすぎたのかもしれない。つまり面白いはずっていう過大な期待があって、腹抱えて笑うのを想像していたから、そうではなかったとわかったとき、がっかりの度合いが激しすぎた。

全く笑えなかったのも痛い。笑いのツボがどうも違うようだ。この映画面白いという評判もあるので、やっぱり私の笑いのツボが合わないだけなんだろう。

簡単に言えば三人の患者がいて、その人たちを診る伊良部先生という精神科の医者との話。といっても最初から伊良部先生はふざけた医者だし、患者たちも、真剣に病気を悩むというよりかは、ふざけた感じに味付けしている。そこが面白いのかもしれないが、私はちっとも面白くなかったんだよね。三人のエピソードは、見る人が見たら面白いんだろうなって思うのだけどね。

継続性勃起症の田口哲也(オダギリジョー)とか、強迫神経症の岩村涼美(市川美和子)や、プール依存症の大森和雄(田辺誠一)という三人で、田口さんはは会社の接待旅行の温泉で、お湯に入りたくないので、非常ベルならして阻止しちゃうとか。いつも腰をかくしているとか。涼美はガスの火を消したかとか、そういう事が気になって、結局何度も家に戻って、あげく仕事をすっぽかすはめになったり。大森さんはジムのプールが休みの日は、トイレの洗面所に水をためて、それに手をつけてプールの変わりに我慢したり、ひとつひとつのエピソードはユニークなんだよね。

まあ伊良部先生は、真剣にこの人たちを治療するというよりは、適当にちゃかしたり遊んだりいじったりして、最後はまあそんな変な癖も、うまく共存していこうよ的な感じなんだ。だって病院の看護婦さんなんて、いつも斜め上を眺めている、変な人だし、あんな病院ないよな。

うーん、私にはわかんないや。興味のある人は見てね。

【STORY】
伊良部総合病院の精神科医である伊良部一郎。彼のもとにプール依存症のエリート管理職である大森和雄。継続性勃起症の営業マンである田口哲也。強迫神経症のルポライターの岩村涼美ら、ストレスが原因による病気に悩まされる患者たちが診察室にやってくる。
Date : Friday 16th December 2005 19:56
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世界で一番パパが好き!

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > コメディ

世界で一番パパが好き!
原題 JERSEY GIRL
2004年 アメリカ公開
上映時間 101分
監督 ケヴィン・スミス
出演 ベン・アフレック/リヴ・タイラー

お勧め度 ★3つ

そんなに期待してみたわけじゃないけれど、意外にいいかもっていう印象。ありきたりな話なんだけど、悪くはないよ。安心して見れるというのだろうか。

オリー(ベン・アフレック)は妻を出産と同時に亡くしてしまって、一人で女の子を育てなくてはならなくなったんだ。実家には父がいるので、そこに転がりこむんだけど、父親に赤ん坊の面倒をみさせて、自分は仕事に没頭する。そんなオリーに父親は、わしは面倒みない、お前が面倒みろって言うんだ。

確かに男やもめで、妻がいなくてひとりで乳飲み子を育てるってたいへんだよね。仕事もあるしその葛藤で悩むけど、オリーはお父さんに押し付けすぎっていうのは映画で感じられたよ。お前の子供だろうって思ったもん。(笑)

そして月日が過ぎて、子供は7才になるんだ。宣伝マンとしての仕事をあきらめて、というかウィル・スミスのことをけちょんけちょんにけなして、クビになるんだけどね。それで地元でごみすてとかの仕事をしたりしているんだけど、心の中ではまたいつか、ニューヨークにもどって、宣伝の仕事をしたいという野望はあるんだよね。オリーは昔の華やかな頃が忘れられないんだ。

でもこの気持ちはわかるよ。一番自分が輝いていた時代に戻りたいし、また戻れると信じているんだよね。そういう気持ちって私にもあるもん。別にご立派な仕事をしてきたとかいう事ではないけれど、なんか昔の栄光にすがってしまうみたいな自分というものね。

だけど本当に自分にとって何か大切かというのがわかったときに、彼が選択したものは…。

【STORY】
マンハッタンで音楽業界の宣伝マンとして働くオリーは、結婚し幸福の真っ只中にいた。ところが妻は、出産と同時にこの世を 去ってしまう。仕事でも大きなミスをおかし、とうとうクビになってしまう。そこで故郷のニュージャージーへ戻り、父の家で暮らすことになる。

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Date : Thursday 15th December 2005 19:09
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13 LOVE 30 サーティンラブサーティ 

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > コメディ

13 LOVE 30
原題 13 GOING ON 30
2004年 アメリカ劇場未公開
上映時間 98分
監督 ゲイリー・ウィニック
出演 ジェニファー・ガーナー/マーク・ラファロ

お勧め度 ★3つ半

これは全然期待しないで借りたんだけど、結構私こういう単純な話好きなんだよね。意外に楽しかったコメディもの。
13才の時に今の自分が嫌で、早く大人の女になりたいと願っているなんてこと、誰でも思うよね。なんか大人の女って、子供の時はすごく憧れの対象に思えるんだよね。

だって今の自分はペチャパイで、大きい胸になりたくて、胸にティッシュつめたり、憧れのボーイフレンドは自分に振り向いてくれないのに、幼馴染のさえない男の子マットは自分のこと好きで。同級生の女の子に意地悪されたり。そんな毎日だと早くお金持ちで、きままな30才になりたいって思ったりすると思う。事実私も13才くらいの時は、20才位の人は大人の女っていうイメージで、早くなりたいって思ったもん。

誕生日パーティの日、そんなことを願ったら、目覚めてみると高級マンションで暮らす、30才の雑誌編集者になっていた。だけど気持ちはまだ13才のまま。でもあこがれの大人の女を楽しもうとするジェナなんだけど、30才の自分は理想とは違っていたんだよね。

何でも相談にのってくれた幼馴染の男の子とはすでに友人ではなくなっているし、会社ではライバルに嫌われていたり、お金はあって地位もあるのに、本当の友達らしい人がいなかったりして。そんな30才の自分をしだいに嫌いになるんだよね。13才の時もその当時の自分は嫌いだったわけだけど、いろんな出来事を通して、ジェナは何が大切だったのかという事を知っていくんだ。13才の時は目先のかっこよさにあこがれていたりしたけれど、本当は違うんだってことや。本当の友達っていうのは誰のことなのかとか。そういう事を学ぶんだよね。

最後は→ネタバレ注意
本当に自分にとって大切なものはなにか、そして一番自分のことをわかってくれて、そして愛してくれているのは誰かっていう事に気がついて、そこでまた願うんだ、13才の頃に戻りたいって、またやり直したいって。そして13才の自分に戻って、本当の幸せをつかむために人生やり直すという話。
最後は出来すぎっていう感じがしないでもないけれど、結構単純に楽しかったと思える話なので、気楽に見てほしいな。ファンタジー的な要素のあるので、夢見る女性にはお勧め。

【STORY】
ジェナは早く大人になりたいと夢見る13歳。誕生日の日に親友のマットと仲たがいしたジェナはクローゼットに閉じこもり、「30歳の大人になりたい」と願うのだった。翌朝目覚めたジェナは、自分が大人の女性の姿になっていることに気づく。
Date : Wednesday 14th December 2005 13:56
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セレンディピティ~恋人たちのニューヨーク~

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ラブストーリー・ロマンス

セレンディピティ~恋人たちのニューヨーク~
原題 Serendipity
2001年 アメリカ公開
上映時間 91分
監督 ピーター・チェルソム
出演 ジョン・キューザック/ケイト・ベッキンセール

お勧め度 ★3つ

クリスマスシーズンにて、TSUTAYAでクリスマスの映画特集をしていて、その中の一本がこれだった。クリスマスシーズンにぴったりのラブストーリーって感じかな。

NYがふんだんに出てきて、なんでも実在のカフェやホテルとかが出てくるらしい。といっても今現在その店があるかはわかんないけれどね。

お互いに彼氏とか彼女がいるのだけど、偶然にデパートで同じ手袋を買おうとして知り合うふたり。そして運命の出会いをしたまま、離れ離れになってしまう。彼の方はこの出会いを無駄にしたくないと思って、連絡先を聞いてくるんだけど、彼女の方は運命の再会に願いを託す。それで結局離れ離れのまま月日が経ってしまうんだ。

別々のエレベーターに乗って、好きな階のボタンを押す。もし同じ階のボタンを押したなら、また出会えるとか、古本に連絡先を書いてその本を売る、もしも運命の相手ならその古本を手にして連絡をとれるとか。

これってロマンチックな感じだけど、私ならそんなまどろっこしいのはパス。好きならそんな小細工しないで、電話番号交換すればすむこと。だって結局二人はそういう事で再会はできず、連絡も取れないまま、お互いに別の異性との結婚が進んでしまうんだ。それで最後の最後にお互いが探しあってなんて、その婚約者たちはいい迷惑だよね。結婚ドタキャンになっちゃうじゃん。

ハッピーエンドな話だけど、こういうのって実際にはあんまりありえないよね。映画だからロマンティックって思うだけであって。でもね最初は運命に任せようなんて思っていたけれど、最後は自分たちの手でなんとか再会したいと努力をするわけ。つまり運命や偶然も必然に変えるというわけなんだ。

まああまり深く考えるより、こんなことがあったらいいよなぁっていう簡単な気持ちで見るほうが楽しめると思う。クリスマスにはいいかもしれないよ。

【STORY】
クリスマス前のニューヨークで、それぞれの恋人へのプレゼントを買おうとデパートへ行く。そこでジョナサンとサラは出会う。それは偶然に同じ手袋へ手を伸ばしたからだ。2人は手袋を譲り合っているうちに惹かれ合うものを感じ、カフェ「セレンディピティ3」でお茶をする。2人は運命を感じはじめているが、サラはこれが本当の運命なのか試そうとする。しかし偶然は訪れないまま数年経つ。ジョナサンは婚約し、サラはミュージシャンの恋人からプロポーズされていた。だが2人はお互いのことを忘れられないでいた…。
Date : Tuesday 13th December 2005 07:05
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ハサミ男

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 日本映画

ハサミ男
原題 ハサミ男
2005年 日本公開
上映時間 119分
監督 池田敏春
出演 豊川悦司/麻生久美子

お勧め度 ★3つ

この映画、原作ではかなり評価の高い話みたいだね。なもんだからこの原作を映画で見せるのは不可能って言われていたらしいよ。というか小説向きの話だから、それを映像化するのが難しいといったらいいのだろうか。

豊川悦司がなんか怪しい雰囲気だったから、ちょっと借りてみちゃったのよ。最初はなんだかこの主人公はなんなんだ?っていう疑問が芽生え、でも途中から真相がわかって、なるほどねぇと納得。このネタは本を読むか映画を見てもらうとして、たねあかししちゃうと面白さ半減だし。

ハサミ男と言われる殺人鬼をまねた犯人が出てくる。そして本当のハサミ男が自分の模倣をしている犯人を捜すというのが前半のストーリーなんだけど、模倣犯探しの裏側にこの映画の本当に言いたかったことが隠れていて、それもすぐにわかることではあるけれど、結構奥深いものがあるなぁとは思う。

ただ大どんでん返しという展開や、ハラハラドキドキのおもしろかったーっというサスペンスものを期待すると、ちょっと路線が違うというか、ややアングラな雰囲気の作品なので、期待を裏切られると思う。

私としては淡々と面白かったというような感想かな。万人受けは絶対にしないので、いろんな人にお勧めはできないけれど、面白いと感じる人もいるかなぁとは思う。私は原作を読んでないので、比べることはできないのだけど、本の方が面白いのかは不明。でも読んでみたいなぁと思ってはいる。

【STORY】
女子高生の喉にハサミが突き立てられるという連続殺人事件が起きる。マスコミはこの犯人を「ハサミ男」と呼んだ。そしてハサミ男は次のターゲットに狙いを定める矢先、その標的だった少女はハサミ男の手口を真似た模倣犯に殺されてしまう。謎の模倣犯の正体を突き止めようと調べ始めるハサミ男だった。
Date : Monday 12th December 2005 01:39
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ワイルドシングス3

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー

ワイルドシングス3
原題 WILD THINGS: DIAMONDS IN THE ROUGH
2005年 アメリカ劇場未公開
上映時間 87分
監督 ジェイ・ロウィ
出演 サラ・レイン/サンドラ・マッコイ

お勧め度 ★3つ

ワイルドシングスを1と2と続けて見てきた私としては、やっぱり3も見なくてはいかんでしょうっていう事で早速借りたよ。ワイルドシングスは、大どんでん返しの連発で、誰と誰がぐるなのか最後までわからない、そんな展開が面白いシリーズなんだ。

そういう意味だと1はよくできた話だったんだなって思う。マジで最後の最後までわからない展開で。ラストではうなってしまったもの。それが2ではそういう展開の話と構えてしまうので、騙されるもんかって感じで見てしまって、なんか物足りなかったんだよね。

3までくると話も前作と同じような感じで、あの大どんでん返しの楽しさはどこかにいってしまった。それに2と話が似ていると思うのは私だけ?なのですぐに誰と誰がグルっていうのがわかっちゃって面白くなかった。
あのジェットコースターのようにくるくる回る展開というより、単純なサスペンス映画って感じ。はじめて見る人にはいいのかもしれないけれど、見慣れた私のようなタイプには不満足。だって伏線がみえみえで、絶対にこういうつながりだろうっていうのがバレバレなんだもん。

【STORY】
女子高生のマリーは、死んだ母の形見の400万ドルのダイヤをめぐって義父のジェイと争っていた。そんなある日、突然ジェイが警察に逮捕される。同級生のエレナが彼に暴行されたと訴えたのだ。

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Date : Sunday 11th December 2005 13:49
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カレの嘘と彼女のヒミツ

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ラブコメディ・ロマコメ

カレの嘘と彼女のヒミツ
原題 LITTLE BLACK BOOK
2004年 アメリカ公開
上映時間 107分
監督 ニック・ハラン
出演 ブリタニー・マーフィ/ホリー・ハンター

お勧め度 ★2つ半

テレビの裏側見たりって感じの映画だった。トーク・ショーって実際にアメリカにある番組なんだよね。なんか私一度見たことがある。例えば彼が浮気の疑いがあるなんてとき、なんとテレビでその浮気は本当なのか、実際に彼をテレビに呼んで、真相をはっきりさせたりするわけよ。もしも浮気していたら、その浮気相手もテレビに呼んで、彼女対浮気相手、その真ん中には問題の彼がいるなんていう図式。

そういう番組がトーク・ショーなんだけど、最近は視聴率も落ちてきて、なんとか番組を盛り返したいと思っている。そこにキャスターにあこがれているステイシー(ブリタニー・マーフィ)が採用になってやってくる。そこで働くバーブ(ホリー・ハンター)はブリタニーと仲良くなって、いろいろ恋の悩みとかを相談する仲になる。

ステイシーは恋人のデレクと同棲している仲なんだけど、バーブにけしかけられて彼のパーム(電子手帳)を覗いたら、彼女の知らない昔の彼女との写真があったりして、彼は元カノとまだつきあっているんじゃないかってすごい疑いはじめるの。それでバーブにけしかけられて、こりゃあ彼の本心を探らないとってことになっていくんだよね。それでテレビ局の番組の協力なんていう名目を使って、元カノたちに会ってインタビューしたりしながら探りを入れたりするの。

まあさ昔の彼女ってどんな人だったんだろうなぁとは思うけれど、だからといってそんなに気になるものなのかな。彼は家族に紹介しない主義とか言ってるくせに、元カノは家族に合わせていたりするから、なんとなくだんだん自分は本当に愛されているのだろうか?なんて気持ちになってきちゃったんだと思うんだけどね。過去に嫉妬してもしかたないと思うのは私だけ?

結局彼にそういう事を確かめられなかったし、彼の方も本心を彼女に打ち明けられない、そんな二人だったっていう事なんだけど。私は彼の方よりも、友人ズラしているバーブの仕打ちには心底腹たった。スティシーがやっていることもひどいと思うよ。番組の取材とか言ってさぐりを入れて、騙したりしているわけだから、そんなことまでしなくてもって思ったりもした。

でもバーブはひどい。テレビ局ってあんなにえげつないわけ?って思った。視聴率のためなら、番組のためなら、人の気持ちを踏みにじり、傷口に塩を塗りたくり、それでも番組のため?非常にテレビ業界に対する風刺の効いたストーリーなのかもしれない。

【STORY】
ステイシーは、恋人のデレクと同棲中。キャスターになるのが夢で、現在は地方局の昼間のトーク番組を担当している。ある日のこと同僚バーブにけしかけられてデレクの電子手帳を覗いてしまう。その手帳には、彼の元恋人についての新たな事実が載っており、自分の知らない彼が存在することに気がつく。その結果ステイシーは、果てしない疑心暗鬼にのまれていく。

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Date : Saturday 10th December 2005 08:28
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クライシス・オブ・アメリカ

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー

クライシス・オブ・アメリカ スペシャル・コレクターズ・エディション
原題 THE MANCHURIAN CANDIDATE
2004年 アメリカ公開
上映時間 130分
監督 ジョナサン・デミ
出演 デンゼル・ワシントン/メリル・ストリープ

お勧め度 ★3つ半

これは洗脳やマインドコントロールを政治に利用しようという話。さらにこれに利用されるのが、副大統領候補であるレイモンド。そのマインドコントロールの裏にあるものは?結構面白かったよ。

戦場で起きた出来事は、自分の脳に埋め込まれた別の記憶だったとしたら。日常生活でも自分が思っている記憶が、実は現実とは異なり、そう思いこまされていたとしたらなんて考えると、結構興味をそそる話だよね。

マインドコントロールされているという事は、本人は気がつかないんだよ。自分で決めて自分で人生を選択して歩んでいると思っていても、影でコントロールされている操り人形だったしたら。でも記憶を塗り替えても、本当の自分は必ず存在する。その本当の自分が現れるのが夢の中。夢の中までは変えられない。

この洗脳を受けているのは何もレイモンドだけではない。レイモンドが湾岸戦争でクウェートに行ったときの部隊の仲間たち全員もそうなのだ。マルコ少佐(デンゼル・ワシントン)も、そのういう別の記憶を埋め込まれてしまっている。だがそんなことに気がついた時、彼は真実を追究しはじめるんだ。こういう洗脳との戦いって、現実にはたいへんだろうなと思うよ。だって信じ込んでいるものを変えるっていう事ですら、容易にはできないわけだし。まして相手は洗脳の事実を信用しないし。

マインドコントロールをかけるキーワードって言うのもあるんだよ。ある言葉を言うと、それを聞いた途端暗示にかかり、そこで言われたことを実行してしまう。つまり人を殺せと言ったら、知らぬ間に人を殺していたり。でも自分はそのときの記憶はないんだ。そりゃあ恐いことだよ。自分の知らないところで、自分を操られてしまっているようなものなんだから。

【STORY】
湾岸戦争で英雄となったレイモンド・ショー。彼は政界に入り、副大統領候補にまで登りつめる。そんなレイモンドの演説を元上官のマルコ少佐は複雑な思いで見ている。彼は最近、戦闘時の悪夢にうなされていた。

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Date : Friday 9th December 2005 16:59
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きみに読む物語

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ラブストーリー・ロマンス

きみに読む物語 スタンダード・エディション
原題 THE NOTEBOOK
2004年 アメリカ公開
上映時間 123分
監督 ニック・カサヴェテス
出演 ライアン・ゴズリング/レイチェル・マクアダムス

お勧め度 ★4つ

なんでも「マディソン郡の橋」の興行収入を軽く抜くほどの人気作品だそうで、誰しも泣いた、最高という賞賛をあびた作品。つーことでこれまた期待満々で、バスタオルを準備して見たのよ。

悪くはない。いい話だと思うし、これぞ人を愛するってこういうことなのねっていう位いい話だと思う。年老いた夫婦のあり方はこうあって欲しいとも思う。時にうるるってくる場面もある。なんだけど号泣するほどかぁ?という言うのが正直な感想。

認知症にかかり施設みたいなところに入れられている老女のところに、毎日のように通ってくるある老人。その女性のために物語を読み聞かせる。この映画は素直に見ればいいのだと思うよ。そうなんだけど、たぶん泣きのツボに嵌るかどうかの微妙な違いによって、涙の量は変わってくると思う。

決して悪い話ではない。とてもいい話なので、見て損はないけれど、感動の嵐泣いて泣いてなんていうのを期待して見ると、人によってはそんなでもないかもってことになるかとは思う。と書くと、私はやっぱり欠陥品なのだろうか?だってみんなこの映画泣いたって言うんだもん。でもねこの映画の評価は自分の中では決して悪くない。ただ泣けるかという基準だけは、人と違うかなということで。

【STORY】
療養施設で独りで暮らす初老の女性。そんな彼女にデュークと名乗る初老の男が定期的に通い、物語を読み聞かせている。それは夏の恋物語だった。

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Date : Thursday 8th December 2005 08:17
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ブリジット・ジョーンズの日記  きれそうなわたしの12か月

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ラブコメディ・ロマコメ

ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月
原題 BRIDGET JONES: THE EDGE OF REASON
2004年 イギリス・フランス・アイルランド・アメリカ公開
上映時間 107分
監督 ビーバン・キドロン
出演 レニー・ゼルウィガー/ヒュー・グラント/コリン・ファース

お勧め度 ★3つ

前作がかなり楽しかったので、今回も期待感いっぱい。ただ前作はさえないデブのブリジットが恋人をゲットするまでの話だけど、今回はちゃんとマーク(コリン・ファース)という恋人がいてという話から始まるんだよね。

前は自分に置き換える人が多数いて、そういうのが共感を呼んだと思うんだ。丁度負け犬世代に支持されるというか、誰しもダイエットしようと思ってもなかなか成功しなかったり、禁煙を心に誓ってもできなかったり。美人でもスタイルがいいわけでもなくて、周りはみんな結婚するのに自分は恋する相手すらいない。既婚者ばかりの友達のパーティに行って、とても居心地が悪い思いをするなんて、私なんてすごく共感しちゃったもん。(笑)そういう所がこの映画のヒットの要因だったと思うんだよね。

だけど今回は前回の終わりに恋人になったマークと、らぶらぶの状態で始まる。恋をすると相手のことを好きだからゆえに猜疑心にかられたりっていうのがあると思うんだけど、恋人に別の彼女がいるのではないか、浮気されているのではないかって、どんどん自分を追い詰めていっちゃうんだ。

それにしてもスケールでかく、留置場に入ってしまうまでの大事件を起こすなんて、ちょっと話が飛びすぎる気がする。まあないとは言えない事が原因でつかまるんだけど、留置場でのエピソードはありえないだろう。まあ映画だしコメディだから、深く考えて見るのは辞めようと思って続きを見る。

ブリジットはちょっとおとボケなところがある女だけど、今回はボケすぎというか、あそこまでボケると、あんたアホちゃいますか?って言いたくなるんだ。そんなに目くじらたてることはないんだけど、やりすぎだよなぁーって思ってしまう部分で、前作よりトーンダウンしてしまう気がする。


ダニエル(ヒュー・グラント)は前作同様、今回も女大好きな性懲りもない男を演じてましたね。下半身は別人格という彼も、どうしようもないと思いつつ、でもだからといって憎めないような微妙な男でした。まあ私は絶対にそういうタイプとは付き合うことはないですが。←(誰もきみなんか誘わないよ by 影の声)

そんなダニエルとマークは、とっくみあいの喧嘩しちゃうし、なんだかんだ言ってブリジットって結構もてるじゃんって結論に達した。

いろんな小さいネタで笑えるし、堅苦しさはないので、気楽に笑おうと思ったら楽しめると思うよ。前作と比べると…だけど。そこそこ笑えて楽しめる作品ではある。いろいろあるけれど、最後はハッピーエンドだしね。

【STORY】
独身のブリジットは、弁護士のマークと付き合い始めて6週間が経つ。そんな時マークと美人アシスタントであるレベッカの噂が耳に入り、不安になるブリジット。些細な行き違いから二人は大喧嘩をしてしまう。マークと連絡をとらなくなって5週間後、ブリジットはダニエルと旅行番組にいくという仕事をすることになる。
Date : Wednesday 7th December 2005 19:57
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