ボクらのママに近づくな!

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > コメディ

ボクらのママに近づくな!
原題 Are We There Yet?
2005年 アメリカ劇場未公開
上映時間 95分
監督 ブライアン・レヴァント
出演 アイス・キューブ/ニア・ロング

お勧め度 ★2つ半

私という人間は、オカルトが好きであると同時に、子供は好きではない。というかなーり女として欠陥のある人間なんだけど。そりゃあ生まれたての赤ちゃんとかはかわいいなぁとか思うよ。だけど大きくなった生意気なガキんちょは大嫌い。そんな子供が出てくる映画なので、正月からムカつきながら見ていた。

ニックは自分の職場の前に勤めるスザンヌに一目ぼれするんだけど、スザンヌはバツイチで、二人の子持ち。それでもなんとかスザンヌと仲良くなりたいと願うニックは、子供が嫌いにもかかわらず、スザンヌの子供と仲良くなろうと努力する。

がクソガキだから、生意気でさ、よくニックは我慢していると思うくらい、腹立つことばかりするんだよ。たまたまスザンヌがバンクーバーで仕事があり、子供たちはパパの所に行く予定だったのが、元夫から都合が悪くなったと言われ、スザンヌはニックに子供たちを自分のいるバンクーバーまでつれてきて欲しいと頼むのよ。そこからニックと子供らの珍道中が始まるってわけ。

子供たちはママの恋人が気に入らなくて、どんな人でもぶっこわしたくなるの。というのもやっぱり子供なんだね、パパとよりを戻して欲しいという思いがあるからなんだよね。

ニックがまた恐面の顔でさ、なのに二人の子供に振り回されて、見ていると気の毒になる。まあそれでもこの映画、最後はほろりとさせる方向に持っていこうとするところがみえみえな展開。

子供もにくらしいけれど、私はスザンヌもひどい女だと思うよ。お友達という事で、ニックに毎日送り迎えさせて、挙句はせっかくニックが子供をつれてきてくれるというのに、子供たちがことごとく邪魔をしたりするため、スムーズに目的地に到着しないのに、それをニックのせいにしたりしてさ。お前に文句言う権利あるのかよって、ちょっとムカついたよ。

という事で、腹立てつつときに笑いつつ、最後は心通いあい、ハッピーエンドかよって話だった。まあアットホームといえばアットホームな、子供の映画ってところか。


【STORY】
大の子供嫌いのニックは、向かいの会社に勤めるスザンヌという女性に一目惚れする。しかし彼女はバツイチである上、二人の子持ち。さらにパパとよりを戻してもらいたい子供らは、ママの恋を邪魔しようとする。
Date : Sunday 22nd January 2006 14:41
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ハービー/機械じかけのキューピッド

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > コメディ

ハービー/機械じかけのキューピッド
原題 Herbie: Fully Loaded
2005年 アメリカ公開
上映時間 101分
監督 アンジェラ・ロビンソン
出演 リンジー・ローハン/マット・ディロン

お勧め度 ★3つ半

ディズニー映画なので、安心して見れるコメディ。『ラブバック』シリーズの第5弾らしい。私はこのラブバックシリーズは見たことがない。TSUTAYAの棚には、ちゃんと以前の方も置いてあったよ。でも前のを見てなくても、これはこれで楽しかった。

話そのものは単純なストーリーだし、車が人間みたいに感情があったり、ウインクしたりして、非現実的なことなんだけど、なんか本当にこんなワーゲンがあるような気になってくるから不思議。怒るとオイルを顔に引っかけられたりもしちゃったりして。

親子の愛情とか友情とか、そういういかにも正当派としてのストーリーがあって、それを擬人化した車を通して描いているといったらいいだろうか。なのでお子様同伴で見れる、健全な映画だよ。

ゼッケン53番をつけて、フォルクスワーゲンビートルっていう車(私は車にくわしくないが、この車はかわいいよね)が、かつてカーレースではものすごく活躍していた。なのに今は廃車同然で、スクラップにされかかっていたところに、学校の卒業のお祝いに、超破格の値段で手に入れたのが、リンジー・ローハン演じるマギー。マギーがエンジンかけると、なぜか車は勝手に走り出すという、生き物のような車に変身。マギーはびっくり仰天なんだけど、この車の愛称はハービー。マギーとハービーはともに協力しあい、というよりハービーがどんどん突っ走り、レースを勝ち進むみたいな、サクセスストーリー。まあ先の展開はみえみえなので、ひねりはないけれど、単純にゲラゲラ笑って、おもしろいじゃんって。私は結構楽しめたよ。ハービーがかわいいからかもしれないな。ポンコツなのに、愛嬌あって。でもフェンスを劇走したり。他の車に恋したりなんて、夢見るおとぎ話。

それに音楽がかなり懐かしいものが取り入れられているので、私なんて超懐かしく思ったよ。まっ、気楽にたまにはこういうファンタジックなものも楽しいよなって思った作品だった。

リンジーが結構かわいいし、フォーチュンクッキー以来、私はリンジー結構好きなんだよ。

【STORY】
レーサーの一家で育ったマギーは、数年前に事故を起こしてしまい、父からレースをかたく禁じられていた。大学の卒業祝いに父から車をプレゼントしてもらうことになり、何故か運命に引き寄せられるように、おんぼろのフォルクスワーゲンを選ぶ。そのダッシュボードには、「あなたとハービーがひとつになれば奇跡が起こる…」と書かれた紙があった。そしてマギーがエンジンをかけた途端、ハービーは勝手に走り始める。
Date : Saturday 21st January 2006 14:27
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ドッジボール

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > コメディ

ドッジボール<特別編>
原題 Dodgeball:A True Underdog Story
2004年 アメリカ公開
上映時間 92分
監督 ローソン・マーシャル・サーバー
出演 ベン・スティラー/ヴィンス・ボーン

お勧め度 ★3つ半

最近ベン・スティラーの出ているコメディをよく見ることが多い。これもそうなんだけど、今回ベンは、流行おくれのヘアスタイルをした、ムキムキマッチョな悪役として登場。この映画はアメリカではかなりヒットした作品だとか。タイトルからするとスポ根ものと思いがちだけど、根性だして練習して、勝利を手にするというお涙頂戴、ど根性物語では決してない。あくまでもナンセンスギャグ連発のおバカコメディだから。

びっくりしたのは、私が小学生の頃やっていたドッジボールとルールが違うっていうやつ。この映画の方が正式なのかもしれないけれど、あの時代のドッジボールは何だったのだろうか?

私の時代は内野と外野がいて、ボールはひとつ。ぶつけられると外野に出て行かなくてはならないというもの。だけどこの映画のルールは、ボールがいくつもあって、ボールをうまくキャッチできると、外野にいた仲間が復活するというもの。ボールが何個も飛び交うので、あれをうまくかわすってすごい難しいし、ボールを持っていても、投げる瞬間に誰か別の人にぶつけられる恐れもあり。私なんて出場したらすぐにゲームが終わりそうだよ。

くだらない事大好きで、映画もバラエティに富んでいろいろ見る人はいいかと思う。筋書きも単純だし、先は読めるし、何かこの映画から得ようとか思わなければ、ゲラゲラと笑えるよ。だけど映画は超大作を数本見る程度とか、映画たるもの問題提起がなくてはという哲学的なことを考えるような人にはあまりお勧めしない。おもしろいけれど、こういうコメディって見る人を選ぶから、上品な話でもなく、下ネタも出てくる下品なギャグだし。こういうのってうけないと最悪だし、寒くなっちゃうよね。私はくだらないバカ話大好きだから、正月から笑いながら見ていたけどね。

あっ、エンドロールもちゃんと見ようね、超皮肉な終わり方だから、こういうところアメリカンコメディだよ。

【STORY】
ピーターの経営するジムは、零細スポーツジム。真向かいにあるホワイトの経営するグロボ・ジムに客を奪われ経営難。ホワイトはそんな貧乏ジムを買収しようとする。30日以内に滞納分の5万ドルを支払わないと、ジムはつぶれてしまう。そこでジムの客らとともに、ドッジボールの優勝賞金5万ドルを狙って、全国大会へ出場するために特訓を開始する。

ここから先は完全ネタバレ注意、よろしければどうぞ
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Date : Saturday 7th January 2006 21:16
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スタスキー&ハッチ

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > アクション・犯罪・バイオレンス

スタスキー & ハッチ
原題 STARSKY & HUTCH
2004年 アメリカ劇場未公開
上映時間 100分
監督 トッド・フィリップス
出演 ベン・スティラー/オーウェン・ウィルソン

お勧め度 ★4つ半

スタスキーとハッチというアメリカのテレビドラマがずいぶん前にあったけれど、タイトルは知っているのだけど、実際にリアルタイムで見たことがあるかどうかは記憶にないんだよね。70年代の話なので、見た気がするんだけど、でもすっかり話は忘れている。でもスタスキー&ハッチの名前は知っているから、きっとこの映画も面白いだろうという前提にDVDを借りてみた。

日本で言えば、あぶない刑事みたいなふたりの刑事が事件を解決していく話なんだけど、スタスキー刑事はどっちかというと堅物タイプ、ださい服装だし、頑張っているのが空回りするタイプというのだろうか。かたやハッチ刑事は軽いのりで、ちょっといい男風味で、仕事ぶりは適当な部分が多い。なので最初は二人の息もあわない上、お互いにやりにくいよな、こんなやつと組まなくちゃいけないなんて嫌だなぁとか思っているんだ。だけど一緒に行動していくうちに、だんだんと息もあってくるんだ。ただし二人とも、ことごとくボケをかましてくれる。かっこよく事件を解決していくというよりかは、ふたりの間抜けぶりが面白い。

なんたってスタスキーは、銃撃戦の時に、大事な車が打たれるのが我慢ならないで、「車を打つな、俺を打て」なんて本来なら逆のことを平気で言っちゃったり。かたやハッチは水死体があがったら、死体のポッケに入っていた財布から、お金を抜き取って、現金は入ってなかったとか言っちゃうんだよ。

さらに甘味料の味のするコカインを、砂糖のつもりでコーヒーに入れちゃって、ぶっとんだり、ハチャメチャな笑いを提供してくれる。テンポよく進んでいくので、肩の凝らないストーリー。さらに70年代って感じで作ってあるので、ディスコに行こうとか、そういうのりなんだ。懐かしのディスコって感じで、70年代から80年代を過ごした人は、ノスタルジーを感じれる映画。

最後には→(本物さんのスタスキー&ハッチさんが登場したりなんかして、あっと驚いたりする演出もあり)そういうお遊びのある映画なので、結構リアルタイムのこのドラマを知らなくても楽しめるし、知っている人はまたよりいっそう面白いというのりだと思われる。

【STORY】
ベイ・シティにある警察署に、仕事は熱心だが融通の利かないデヴィッド・スタスキー。かたや要領よくいいかげんに事を運ぶケン・ハッチンソン。そんなでこぼこな2人がむりやりコンビを組まされることになる。二人が最初にあたった事件では、裏には巨大な麻薬取引がからんでいることになる。
Date : Wednesday 4th January 2006 17:23
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エコーズ

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > オカルト・ホラー

エコーズ デラックス版
原題 STIR OF ECHOES
1999年 アメリカ公開
上映時間 99分
監督 デヴィッド・コープ
出演 ケヴィン・ベーコン/キャスリン・アーブ

お勧め度 ★2つ半

2006年が幕開けて、最初の一本目が怖いサスペンスホラーって、どういうことって感じだけど、今年もこんな感じで、ホラーもありコメディもありの映画レビューが中心になると思うので、皆さんよろしくね。

1999年にアメリカで公開されたのにもかかわらず、なぜか日本では解禁になっていなかったらしい。それがようやく昨年9月に公開になった映画。ケビン・ベーコンが嫌いでない私は、早速借りてきたんだ。だってDVDのパッケージを読むと、催眠術にかけられたあとから、見えないものが見えたりという書き出しで、なんかわくわくするようなサスペンスかなって思っちゃった。結果はこじんまりとしたミステリーだった。

もともと子供のジェイクには、霊が見えるというか、一人で霊と話したりするような子供だったんだよね。それが父親のトムもたまたま催眠術を受けてから、そういう能力が芽生えてしまったというか、予知夢とか見ちゃったり、見えないはずの人が見えたり。こういう能力って、見えない人が大半だから、わかってもらうのがたいへんだよね。実際妻のマギーには見えないから、夫が変な事言ってるとしか思えないんだよね。

なんでそんなものが見えるかというのは、最後まで引っ張るわけだけど、それでもトムは何かに取り付かれたように、見えてしまう謎を追求するんだ。これは霊のなせるわざなのか、なんとかしなくてはならないと思っているからなのかその辺りはわかんないんだけど。

最後は→お読みになりたい方は反転してください(結局は殺されたサマンサが、トムを使って自分をみつけてと言う事なんだよね。それでトムは狂ったように家の庭に穴を掘る。さらに地下室まで掘る。そしてみつかるんだけど、誰がそんな殺人をおかしたのかというのも、トムは予知夢みたいな形でわかってしまうんだよね。殺されたものにとっては、なんとか私を見つけ出して、ここにいるよとか、犯人を捕まえてっていう思いが強いだろうから、そういう怨念みたいなものは残ってしまうんだろうな。)
大それた話というよりは、夏によくやるあなたの知らない世界に出てくるような話といったらいいだろうか。そんなに怖くはなかったけれど、突然驚かせるようなシーンがあるので、それがびっくりするくらいかな。

【STORY】
トムは、妻マギーと息子ジェイクと3人で幸せな毎日を送っていた。しかしある日、トムは妻の姉に催眠術をかけられ、その日を境に、奇妙な予知夢や霊の存在を認識するようになっていく。この地域では、半年前にサマンサという少女がおり、トムはサマンサが何者かに殺されたことを知る。
Date : Sunday 1st January 2006 20:02
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グッバイ・ジョー

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > イーサン・ホークが出演

グッバイ・ジョー
原題 Joe the King
1999年 アメリカ劇場未公開
上映時間 98分
監督 フランク・ウェイリー
出演 ヴァル・キルマー/イーサン・ホーク

お勧め度 ★3つ

すごい久しぶりにイーサンが出てる映画をみつけたので見てみた。といってもイーサンはほんのちょい役だから、イーサンの映画ではない。それにイーサンの役も意味のないものだった。

この映画は救いがないような終わり方なんだよね。ただもしかたらこの少年、立ち直ってほしいなぁと思わせる部分もある。それにしてもせつない映画だった。

家庭環境がいまいちの中、ジョーは窃盗を繰り返し、最後はバイト先の金庫を盗むまでの犯罪を犯してしまうんだよ。ただ彼はそのお金を自分のためというより、父の借金を返したり、母のために使ったりするんだよね。そのあたりが悲しいんだ。

それにさまだ14才なのに家が貧しいからレストランでバイトするんだけど、おなかがへっているから、客の残した残飯とかまで食べるんだよ。もう悲しくてさ、結構辛い映画だった。

また学校の先生がぶん殴りたいくらい嫌なやつなんだ。授業でジョーにわざと父親の仕事は何か言わせるの、そしてそれが学校の用務員でトイレ掃除とかしているというのを小ばかにするんだ。ありえないよね。さらに父親が先生に借金をするんだけど、その金を早くかえせって、子供のジョーに言ったり、教員としてあるまじき行為と私は怒り心頭。

まあ父親もろくでもないやつんだけど、彼は彼なりにそれでも子供のジョーを愛してはいたんだよね。だけどそれがうまく伝わらないんだけどね。

窃盗はいかんよ、盗んだ金で母にプレゼントをしてもいかんと思うよ。警察に捕まってもしかたないと思う。でもジョーはきっと立ち直れるよと思いたいよ。自分の金儲けでなく、人のために何かしたいという気持ちがあるならば、いい方向に進んでほしいなぁ。

でもこの映画、悪の道に進むジョーを、イーサン演じる教師が正しい道に進めてくるのかと思いきや、全くそんなことなかったというのには、なんかずっこける。

ラストは→(更生するのかと思いきや、少年院に送られていくので終わり、ホンマかいな?とびっくり。そんな、グッバイジョー、タイトルのとおりの終わり方かよ)なんかどうにかならないものなのか、どういう所まで言いたいのかわかりにくい映画であった。

楽しい笑える映画ではなく、重くて辛い映画だった。気持ちがマイナーなときは止めたほうがいいかと思う。

【STORY】
ジョーの家は借金をかかえ、父親は自堕落な生活を送っていた。そんな中ジョーはレストランでアルバイトをして、家計を助けていた。しかし両親の愛情に飢えているジョーは、次第に窃盗などを繰り返すようになっていく。
Date : Saturday 31st December 2005 11:25
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隣のリッチマン

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > コメディ

隣のリッチマン
原題 envy
2004年 アメリカ劇場未公開
上映時間 99分
監督 バリー・レヴィンソン
出演 ジャック・ブラック/ベン・スティラー

お勧め度 ★2つ半

これは人によって楽しめるかどうかちがってくる映画だと思う。私は結構こういう超B級映画好きなので、それなりに笑えたんだよね。話の内容はバカバカしいから、屁理屈言いながら見たら恐ろしくつまらないと思う。

まあ面白くておもしろくて腹抱えて笑うというほどではない。普通のコメディレベルかな。ただし突っ込みどころは満載だよ。

タイトルのように、ある日隣に住む友達が、突然リッチマンになるという話だ。別に宝くじに当たってというものでもなく、ひらめきから発明品を生み出し、それがバカ売れしてリッチになったのだ。金持ちになって馬を飼ったり、庭にメリーゴーランドを作ったりというお決まりのパターン。かたやお隣のティムは相変わらずの貧乏暮らし。相手に対して嫉妬の炎が渦巻いている。

おばかな話なんだけど、結構奥深いものも見え隠れする映画なんだよ。お金に嫉妬をするという事、それによって友情がどのように変化するのかとかね。だけどだからといって、真面目な話でもないし、とことんギャグにしているわけでもないので、ちょっと中途半端なコメディかな。

ニックは金持ちになっても、お隣さんのティムへの友情は忘れない。プレゼントをしたり、いつも気にかけているんだ。かたやティムはそんなニックの友情を感じつつも、でも羨ましい、あいつは金持ちになってっていうジェラシーに縛られているんだよね。こういう気持ちって自分たちも普段でももちえているよね。それから開放されるにはどうしたらいいかっていう事が、面白おかしく描かれていくんだけど、そこまたバカバカしいんだ。なので真面目な話でもない。

まあそこそこ楽しめるかなといった感じだけど、人によったら全然笑えないかも。そこのところは微妙かな。

【STORY】
同じ工場で働いている上、家もご近所のニックとティムは親友同士。あるときニックがペットのフンを消してしまうスプレーを発明する。それにより一躍大金持ちになる。発明前に、ニックに投資の相談をされたが、そんなもの発明できっこないと誘いを断ったティムは、嫉妬と後悔にさいなまれることになる。
Date : Friday 30th December 2005 19:55
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TAXI NY

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > アクション・犯罪・バイオレンス

TAXI NY 特別編
原題 THE NOTEBOOK
2004年 アメリカ・フランス公開
上映時間 98分
監督 ティム・ストーリー
出演 クイーン・ラティファ/ジミー・ファロン

お勧め度 ★4つ

おもしろかった。単純に楽しめた。
これはリュック・ベッソンのフランス版TAXiを、ハリウッドがリメイクしたものとか。オリジナルの方を私は全く見ていないので比べられないのだけど、かなり楽しかったよ。これならオリジナルバージョンも見てみようかなぁとか思った。→実はこの映画が面白かったので、DVDを返しにいったあとに、本家のTAXiの1〜3までまとめて借りてきてしまった。

運転のへたくそなウォッシュバーン刑事が、たまたま出会った、ドライバーテクが超一流のタクシードライバーのベル。そんな二人がタクシーぶっ飛ばして、銀行強盗を追いかけるという話。

それにしてもあんなに運転の下手くそな警官がいるんかいな?と思うくらい下手くそ。教習所で右見て左見て、バックミラーの位置よーしって習ったけれど、あれを実践しているの、それもこれから犯人追跡という一分でも早く発進しなくてはいけない状況の時に。おいおい、犯人にげるやろとどつきたくなる。

それだけ念入りに確認して発進するわりに、発進できずエンストとか、いやー笑わせてくれましたよ。テンポも悪くないし、二人の掛け合いも息ぴったり。オリジナルはタクシー運転手は男性みたいだけど、ハリウッドバージョンは女の運転手なんだよね。でも女性で正解だと思った位、結構似合っていたよ。

それにしても警官が免許取り上げられて、タクシーで犯人追跡するって、ありえない展開だけど、ウォッシュバーン刑事があまりにも駄目でまぬけな刑事だから、ベルが頼もしく思えるよ。マザコンって所もぴったり。

カーチェイスはCGとか合成だろうとは思うけれど、なんか気持ちいい走りで、わくわくしたよ。ラストのオチもお見事だしね。最初はおばかな映画なんじゃないかって、全く期待していなかったんだ。それがよかったのかもしれない。あーおもしろかったって着地できた映画だった。最後のエンドロールも見ようね。NG集が見れるよ。

【STORY】
女性ドライバーのベルは、念願だったタクシーのライセンスを取得した。車を改造してスピード溢れる走りをしながら、ニューヨークの街並みを走っていた。そんな中ベルのタクシーに、銀行強盗を追いかける刑事ウォッシュバーンが乗り込んでくる。彼は運転が下手くそで、免許を取り上げられたばかりだった。
Date : Thursday 29th December 2005 15:35
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奥さまは魔女

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > コメディ

奥さまは魔女
原題 Bewitched
2005年 アメリカ公開
上映時間 103分
監督 ノーラ・エフロン
出演 ニコール・キッドマン/ウィル・フェレル

お勧め度 ★2つ半

昔のテレビドラマの『奥さまは魔女』のリメイクと思っている人って多いと思うけれど、これが違うんだな。昔の『奥さまは魔女』をリメイクすることになり、サマンサ役にイザベル(ニコール・キッドマン)が抜擢されるという話。実はイザベルは本物の魔女だったっていうのもついてくるんだけど。

ニコールがかわいいんだよね。ぴったりの役どころだと思う。だけどダーリン役をやることになった落ち目俳優のジャック(ウィル・フェレル)が、いまいちなんだよね。なんかくどいおやじって感じで、ニコールがあまりにもかわいいのに比べて、この差がすごいという相手役。

映画の中でも、嫌われ者の役者で、人気が全くないさえない落ち目役者という役どころ。そういう意味だとぴったりあっているともいえるけれど。

イザベルは魔法はもう使わない、幸せな恋をして人間のように暮らすという目的で人間界に来るんだけど、いくら純粋培養されたといっても、ジャックを好きになるところがよくわからない。まあ人の好き好きなので、大きなお世話だけどね。

はじめて「きみが必要だ」なんて言われたから、ぽーっと舞い上がったのかもしれない。でもジャックはイザベルにサマンサの役をやってもらいたいからそんなこと言ったのであって、別にイザベルのことが好きだったわけではないんだ。どっちかというと、ジャックという男は自己中心なので、自分が目立つように、イザベルは添え物みたいな扱いをするし。

ジャックとは反対に、イザベルのパパがかっこいいの。あんなパパがほしいぞっていう位ダンディなんだよ。

と俳優たちがかわいいだの、へんちくりんだの言っているけれど、話の内容はというと、なんだか中途半端。奥さまは魔女のようにサマンサとダーリンの恋というベタな話でもなく、恋愛の部分は最後の方だけだし、では奥さまは魔女というテレビドラマを作る俳優と女優のコメディ話として見ると、これまた話があまりに浅い。

なんていうのかな、起承転結の転がないというというのかな。いよいよこれからどーんと話が展開していくのかと期待したら、そのまま終わってしまった、そんな印象があるんだよね。

でもテーマ曲とか、鼻をぴくぴくさせるときの効果音なんかは、元祖奥さまは魔女の時に使っていたのと同じだし、雰囲気はとても楽しいのに、なんかもったいないなぁっていうのが正直なところ。

ものすごくつまらなくはないけれど、笑って楽しくてというほどでもない、無難な仕上がりなのかなぁ。ただニコールにはこの魔女の役として、違う脚本で続きに出てもらえないかなぁと思うくらい、なんかすごくキュートだった。この映画、軽く楽しむにはいいかもしれない。

【STORY】
魔女のイザベルは、普通の生活と恋がしたいと願い、人間界へ舞い降りる。一方元トップスターのジャックのもとにTVドラマ「奥さまは魔女」のリメイク企画が舞い込んでくる。このドラマのサマンサ役がなかなか決まらないでいたある日のこと、サマンサのイメージにぴったりのイザベルに出会い、是非ドラマに出てほしいと頼むことになる。イザベルは魔女であることを隠して撮影に入るのだった。
Date : Wednesday 28th December 2005 19:51
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28DAYS

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ラブコメディ・ロマコメ

28DAYS コレクターズ・エディション
原題 28DAYS
2000年 アメリカ劇場未公開
上映時間 104分
監督 ベティ・トーマス
出演 サンドラ・ブロック/ヴィゴ・モーテンセン

お勧め度 ★4つ

これは私の中ではスマッシュヒット。もともとサンドラが好きだという事もあるんだけど、芯のあるテーマをうまく味付けしてコメディ部分を取り混ぜるという映画は好きな部類。

アルコール中毒とか、薬物依存などの依存症のリハビリ施設での話しなんだ。どうして依存症になってしまうのかとか、依存症を克服していくにはとか、テーマとしては重い部分ってあるんだよ。姉の結婚式でいくらアル中であるからといって、ひどいことをしてしまう。家族からも疎まれて施設にやってくるんだけど、最初は施設の厳しい規則に反発するんだよね。だけどだんだんと仲間とのかかわりの中で、自分を取り戻していくというのかな。そういうのを軽く描いているんだ。笑える要素で、そんなに重くならずにね。

なので中途半端というのは否めないんだけど、更生施設にいるひとり一人のキャラもよく描けていて、面白いんだよね。でもこういう施設にいる人は、7割りが戻ってきてしまうという現実もあるらしい。せっかく断ち切っても、現実の生活では誘惑がゴロゴロ転がっているから、自制心をもち続けというのが難しいみたいだ。そういう事を考えると、実際はこの映画のように楽しくリハビリっていうわけにはいかないのは十分過ぎるくらいにわかるんだけどね。だから真剣に考えて見ると、なんだよ実際は依存症を脱するにはたいへんなんだぞって思って、笑えなくなってしまうかも。

このあたりはこの映画をどういうスタンスで見ていくかによって、楽しさが分かれるかもしれないな。

映画の中で、みんながテレビで見る昼メロのドラマがあるんだけど、DVDの特典でこのドラマが収録されているので見てね。

【STORY】
ジャーナリストのグエンは、恋人とともに出席した姉の結婚式をめちゃくちゃにしてしまう。アルコール中毒という診断をうけ、一ヶ月間依存症の更生施設へ行くことになる。
Date : Tuesday 27th December 2005 20:34
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